AIに任せたのは“答え”ではなく、“下調べ”でした

〜法律絡みの提案も、AIで下調べから資料化まで〜

「制度改善を提案したいけど、調べものと資料作りだけで半日終わる……」

総務や管理部門の方なら、一度は感じたことがあるのではないでしょうか。

先日、私もまさにその状況に直面しました。

「1ヶ月単位の変形労働時間制」を導入する提案を、役員向けに行うことになったんです。

この制度は、大まかに言うと、業務の繁閑に合わせて1ヶ月単位で労働時間を柔軟に設定できる仕組みです。

従業員にとっては働き方の選択肢が増え、業務の繁閑に合わせた柔軟な運用がしやすくなる制度です。

ただ、労働基準法に関わる内容なので、要件・注意点・メリット・デメリットを正確に整理した上で説明する必要があります。

これまでの進め方は「下調べだけで半日」

これまでなら、

  • 条文を確認する
  • 要件を整理する
  • 他制度と比較する

という流れで、下調べだけでもかなり時間がかかっていました。

その後、PowerPointでデザインしながら資料を作っていく。

やればできるけど、正直、時間がかかります。

AIを使って進め方を変えてみた

そこで今回は、AIを使って進め方を変えてみました。

まず、

「1ヶ月単位の変形労働時間制について、導入要件とメリット・デメリットを整理して」

と依頼し、法律的な下調べをしてもらいました。

その後、

「役員向けに、柔軟な働き方と、業務実態に合わせた運用につながる提案資料にして」

と、具体的に指示しました。

結果——見やすい資料が、つまずくこともなく仕上がりました。

AI活用で感じた“精度が上がる順番”

今回あらためて感じたのは、AIは「いきなり全部やってもらう」より、

  1. まず下調べ
  2. 次に情報整理
  3. 最後に「誰に何を伝えたいか」を明確に指示

この順番で使うと、精度がぐっと上がるということです。

特に、

  • 制度改善提案
  • 助成金関連
  • 就業規則まわり

など、「正確さが求められる資料」との相性はかなり良いと感じています。

“調べるだけで時間がなくなる”を減らす

「提案したいけど、調べるだけで時間がなくなる」

「法律が絡むから、最初から腰が引けてしまう」

そんな場面があれば、一度この使い方を試してみてください。

AIを使うことで、作業そのものをなくすというより、「人が考えるべき部分」に時間を使いやすくなります。

気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

社内向けのAI活用・業務改善の出張講座なども対応しています。

この記事を書いた人


林 佳美 / Yoshimi Hayashi

株式会社アウレスト 総務・労務・DX推進担当

法学・システムエンジニアの経験を活かし、中小企業向けの業務改善・DX支援を行っています。
AI活用やExcel改善、業務整理のほか、ホームページ制作・保守運用など、"現場に合う仕組みづくり"を実務目線でサポートしています。

対応領域:・AI活用・Excel業務改善・労務DX・業務整理